ダラス連銀総裁:QEの規模縮小を、過度の刺激回避のため

米ダラス連銀のフィッシャー総裁は 米連邦準備制度理事会(FRB)が月間850億ドル(約7兆8500億円) の債券購入ペースを緩和させるべきだとの見解を明らかにした。既に回 復しつつある米住宅市場に過度の刺激を与える恐れがあると警告した。

同総裁はニューヨークでの講演で「住宅市場が好転し始めたという 事実が、住宅ローン担保証券(MBS)購入を現行ペースで続ければ行 き過ぎの恐れがあると考える根拠だ」とした上で、「量的緩和(QE) の規模を段階的に縮小し、市場が最終的なQE解除に徐々に適応できる ようにすることが最も望ましいだろう」と述べた。

フィッシャー総裁は「QEが実施され、われわれがかつてないほど 大量に処方した金融『興奮剤』に債券・株式市場が中毒状態になってい ることから、突然解除を強いれば大きな打撃を与えることになると私は 考える」と語った。

同総裁はFRBの「過度に緩和的な」政策による恩恵は公平に配分 されていないと指摘。米大手銀行や裕福な投資家は利益を得ているが、 貯蓄家や退職者は恩恵にあずかっていないと説明した。また中小銀も金 利マージンの縮小で苦しんでいると述べた。

原題:Fed’s Fisher Calls for Cutting QE to Avoid Stimulus ‘Overkill’(抜粋)

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