米国株:続伸、ダウ平均は5年ぶり高値-住宅統計を好感

27日の米国株は続伸。ダウ工業株30 種平均は5年ぶり高値をつけた。朝方発表された住宅統計が予想を上回 り、景気への楽観が強まったことが背景にある。

小荷物輸送フェデックスは上昇。輸送関連株の上げを主導した。オ ンライン旅行会社プライスライン・ドット・コムも高い。米国以外での 売上高の伸びが増益に寄与、同社の四半期利益は市場予想を上回った。 一方、アップルは年次株主総会の内容が嫌気され下落した。ディスカウ ントチェーンのターゲットも安い。昨年の年末商戦での既存店売上高の 伸びは過去4年で最悪だった。

S&P500種株価指数は前日比1.3%高の1515.99。ダウ工業株30種 平均は175.24ドル(1.3%)上げて14075.37ドル。2007年10月に達成し た過去最高まであと0.6%となった。

マトリックス・アセット・アドバイザーズ(ニューヨーク)の最高 投資責任者(CIO)、デービッド・カッツ氏は「今四半期と今年の経 済にとって、住宅市場は明るい材料となっている」と述べ、「良好な経 済統計に加えて欧州の地合い改善が相場を押し上げている」と続けた。

1月の中古住宅と耐久財受注統計

1月の中古住宅販売成約指数は前月比で上昇し、市場予想も上回っ た。また製造業耐久財受注は輸送機器を除くベースで約1年ぶりの大幅 な伸びとなった。

米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は、金融当局に は過去最大規模の景気刺激策を縮小させ、インフレ期待の高まりを回避 するのに必要な「手段」があると述べた。議長は27日、下院金融委員会 で証言。証言内容は前日の上院銀行委員会でのものと同一だった。

S&P500種は最高値まで3.5%未満に迫っており、年初から は6.3%上昇している。ブルームバーグがまとめたデータによると、四 半期決算を発表したS&P500種採用企業のうち約75%で利益が市場予 想を上回った。

S&P500種の産業別10指数はいずれも上昇した。工業株や素材株 が上げを主導した。景気敏感株で構成されるモルガン・スタンレー・シ クリカル指数は2.2%上昇し、1月2日以来で最大の上げとなった。

米国株オプションの指標であるボラティリティ指数(VIX) は13%低下して14.73。同指数は過去2日間で22%低下した。

フェデックスやUPS高い

ダウ輸送株平均は2.9%上昇。フェデックスは2.5%、ユナイテッ ド・パーセル・サービス(UPS)は1.1%それぞれ値上がりした。ブ ルームバーグ米航空会社指数は2.9%上昇した。

プライスラインは2.6%高。プライスラインと競合するエクスペデ ィアは、ウェブサイトを通じた予約が出遅れている欧州とアジアで宿泊 予約の獲得を競い合っている。

高級ハンドバッグメーカー、コーチは2.8%上昇。企業買収に関連 する情報などを提供するディールリポーターは27日、匿名のバンカー2 人を引用して、コーチが身売りを模索しているとの観測があると報じ た。コーチの広報担当者は憶測や観測に関してコメントしないと述べ た。

アップルは1%安。同社のティム・クック最高経営責任者(CEO) は、手元資金の使途について「極めて活発に」協議していると述べるに とどめ、具体的な計画については言及しなかった。

原題:Dow Rises to Five-Year High on Better-Than-Forecast Housing Data(抜粋)

--取材協力:Sofia Horta e Costa、Adam Satariano.

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