FRB議長:金利上昇は回復シグナル、近く出口戦略を再検討

米連邦準備制度理事会(FRB)の バーナンキ議長は一部の金利がここ最近上昇していることについて、経 済が力強さを増しつつあることを示唆している可能性があると述べた。

議長は27日、下院金融委員会で証言後、質疑に答え「金利が若干上 昇しているという事実は、経済が力強さを増していることを示すもの だ」と説明。刺激策の効果が出ていることを意味していると加えた。

一部の金利はここ数カ月に上昇。フレディマック(連邦住宅貸付抵 当公社)によれば、30年固定金利型の住宅ローン金利(平均)は21日終 了週に3.56%に上昇。昨年11月22日終了週には3.31%だった。

議長はこのほか、緩和策は住宅および自動車の需要改善を後押しし ており、住宅市場は回復しつつあると指摘した。

この日発表された1月の米製造業耐久財受注は、輸送機器を除くベ ースで約1年ぶりの大幅な伸びとなった。また米中古住宅販売成約指数 は前月比で上昇し、市場予想も上回った。

バーナンキ議長は「住宅市場や自動車などの耐久財の需要が勢いを 増しつつある」としたほか、投資や商業用不動産でも状況はある程度好 転してきていると加えた。

出口戦略

議長はまた、過去最大規模の緩和策からの出口戦略について当局が 近く再検討することを明らかにした。出口戦略には政策金利の引き上げ や資産売却が含まれる。

議長は「出口戦略の新たな見直しはまだ行っていないが、近いうち に実施する必要があると考えている」と述べた。

出口戦略の「大筋」は変わらないとの認識を示した上で、「一つ異 なる方法を取る可能性があるとすれば、一部証券の保有期間を若干延ば すことだ」とし、「償還まで持ち続けることもあり得る」と続けた。

原題:Bernanke Says Higher Rates May Signal Stronger Economy (1) (抜粋)