ユーロ圏:2月の景況感指数、91.1に上昇-予想を上回る改善

2月のユーロ圏景況感指数はエコノ ミスト予想以上に上昇した。域内経済がリセッション(景気後退)から 脱しつつある兆候が強まった。

欧州連合(EU)の欧州委員会が27日発表した2月のユーロ圏景況 感指数(速報値)は91.1と、先月の89.5(改定値)を上回った。ブルー ムバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト29人の予想中央値は89.9だ った。

発表されたデータは、24、25両日実施のイタリア総選挙以前の景況 感を示唆している。同選挙ではリセッション疲れの有権者が財政緊縮を 拒絶し、いずれの勢力も安定多数を確保できない結果となったことから 欧州債務危機の懸念が再燃した。

キャピタル・エコノミクス(ロンドン)の欧州担当チーフエコノミ スト、ジョナサン・ロインズ氏は「ユーロ圏の状態は若干改善したが、 経済状況は引き続き域内全体で非常に厳しい」と指摘。「イタリア情勢 が市場への圧力を再び高め、経済と政治の両面でユーロ圏が依然として 大きな圧力に直面しているという事実を強調する可能性はある」と続け た。

ユーロ圏経済は昨年10-12月(第4四半期)にリセッションが深刻 化し、成長率はマイナス0.6%と4年で最悪となった。ブルームバーグ がエコノミスト21人を対象に実施した別の調査によれば、域内経済は1 -3月(第1四半期)もマイナス成長となった後、4-6月(第2四半 期)にプラス成長に回復するとみられている。

欧州委によると、2月のユーロ圏製造業景況感指数はマイナス11.2 と、前月のマイナス13.8(改定値)から改善。サービス業の指数はマイ ナス5.4と、1月のマイナス7.7(同)から上昇。同時に発表された2月 の消費者信頼感指数改定値はマイナス23.6だった。

原題:Euro-Area Economic Confidence Increases More Than Estimated (1)(抜粋)