インド:今年度財政赤字GDP比約5.3%に-景気は回復へ

インド財務省の顧問らは、今年度 (2012年4月-13年3月)の財政赤字が対国内総生産(GDP)比で 約5.3%にとどまるとの見通しを示した。政府がインフレ抑制を図る中 で、経済の成長が回復すると予想した。

顧問らは27日公表の経済調査報告書で「政府は財政再建に取り組ん でいる」と指摘し、来年度(13年4月-14年3月)のGDPは前年比で 最大6.7%増加すると予測。また、財政赤字抑制策に加え「需要減少と 農産物増産がインフレ低下につながり、インド準備銀行(中央銀行)は 政策金利引き下げに必要な柔軟性を得るだろう」と論じた。

予算案を28日に公表するチダムバラム財務相は、主要な新興市場国 の中で最大の財政赤字負担を和らげ、格下げリスクを回避する役割を担 っている。インド中銀は、景気がもたつく中、政府支出がインフレリス クを高め、利下げ余地を狭めていると示唆している。

経済調査報告によると、来年度GDPは6.1-6.7%増となる見通 し。今年度GDPについては5%増が想定されており、そうなれば02 -03年の年度以来の低成長となる。

チダムバラム財務相は約7%のインフレ率を引き下げるため予算案 で歳出の伸びを抑制する可能性がある。同相は来年度の財政赤字を対 GDP比4.8%と、今年度から圧縮すると表明している。

原題:India Likely to Meet Deficit Aim to Slow Inflation, Advisers Say(抜粋)

--取材協力:Tushar Dhara.