物言う株主、エネルギー会社ヘスに反旗-古参取締役の交代要求

米エネルギー会社、ヘスの株主が反 乱を起こしている。その標的は、創業者一族と関係が深く在任期間が長 期にわたる取締役たちだ。この中には60年間にわたって同社を率いた故 レオン・ヘス氏の遺言執行者2人も含まれている。

物言う株主として知られる投資会社エリオット・マネジメントは、 取締役の一部に新たなメンバーを加えるよう要求している。ヘスの取締 役14人の在任期間は平均13年以上。ブルームバーグが集計したデータに よれば、これは同業企業の平均より約5年半長い。ヘスの株価は過去5 年間で34%下落。43社で構成するS&P500エネルギー指数の低下率 は3.9%にとどまっている。

ポール・シンガー氏が率いる投資会社エリオットはヘスの株式の 4%を取得。1月にヘスのジョン・ヘス会長兼最高経営責任者 (CEO)に対し資産を売却するよう求め始めた。同月29日には、エネ ルギー業界での経験のある新取締役候補5人を提案。ヘスが沖合石油・ 天然ガス採掘事業に注力できるよう、ノースダコタ州でヘスが運営する バッケン鉱床の事業をスピンオフ(分離・独立)する案を提示した。

デラウェア大学企業統治センターのディレクター、チャールズ・エ ルソン氏はインタビューで「取締役は投資家を代表しなければならず、 時には一掃される必要がある」と指摘する。

ヘスの取締役のうち4人はレオン・ヘス氏が会長だった時期に就任 した。同氏は1995年に会長を退任し、99年に死去している。

原題:Hess Tangled Family Ties Targeted in Shareholder Revolt: Energy(抜粋)

--取材協力:Jeffrey McCracken.