イタリアの政局不安、新興国通貨の下げに拍車-ソシエテ

ソシエテ・ジェネラルは新興諸国通 貨が今後さらに値下がりすると予想している。イタリア総選挙の結果を 受けた政局不安でユーロ圏債務危機が深刻化し、世界の経済成長が弱ま るとの懸念に拍車が掛かるとみているためだ。

同行のグローバル新興市場戦略責任者、ブノワ・アンヌ氏(ロンド ン在勤)は26日付の顧客向けリポートで、「新興市場資産は差し当た り、世界の懸念材料に思ったよりも反応が鈍い。これがやがて遅れを取 り戻すために幾らか痛みを伴う下げのきっかけとなり、ミニメルトダウ ンを実際に引き起こしかねないと懸念している」と指摘した。

26日の外国為替市場ではロシア・ルーブルとインド・ルピーが新興 国通貨の下げを主導。イタリア総選挙の結果をめぐって不透明感が広が り、高利回り資産の売りにつながった。投資家の通貨の変動予想を反映 するJPモルガン・チェースの新興市場ボラティリティ指数は同日 に7.71%と、昨年10月以来の高水準に達した。

アンヌ氏はハンガリー・フォリントや南アフリカ・ランド、メキシ コ・ペソ、韓国ウォンなどより変動の大きい通貨の売りを勧めている。 新興国通貨が「相当な売りを浴びる」確率は75%で、「力強く」上昇す る確率は25%だという。

原題:SocGen Says Italy to Spur ‘Mini-Meltdown’ in Emerging Currencies(抜粋)