【テクニカル分析】ドル・円は3月に86-88円まで下落も-一目均衡表

みずほコーポレート銀行の田中宏幸 チーフテクニカルアナリストによると、約3カ月にわたって上昇してき たドル・円相場が本格的な調整局面に入った場合には、今後1カ月程度 で1ドル=86-88円までドル安・円高が進む可能性が高い。

田中氏はインタビューで、ドル・円相場は2009年8月以来となる95 円突破を足元で「3回試したが抜けられなかった」と話し、調整局面入 りの岐路に立っているとの見方を示した。相場水準が25日には11月半ば の上昇開始から初めて、一目均衡表(日足)の基準線まで下げ、昨日は これまで下値支持線となっていた転換線に上値を抑えられたとも指摘。 「終値ベースで転換線を上回れば上昇再開だが、基準線を下回れば下落 に転じる」と語った。

下落に転じた場合、ドル・円相場は「今度は基準線に上値を抑えら れ、雲の上限が下値めどになっていく」と、田中氏は分析。下落圧力が 強まる中で「1カ月程度、3月末までに、雲を下抜けて86-88円前後ま で下げる可能性もある」と予想した。

ドル・円相場は一目均衡表(日足)で、①やや短期的な方向性を示 す転換線が基準線を上回る②相場水準が2本の先行スパンに挟まれた 「雲」より上にある③遅行スパンが相場水準を上回る-いわゆる「買い 3役」の状況だ。ただ、25日には一時94円77銭と10年5月以来の高値を 記録した後、約3週間ぶりの水準となる90円88銭まで急落。26日も91 円41銭と基準線まで下げる場面があった。