米国株:反発、予想を上回る住宅販売と消費者信頼感を好感

26日の米国株は反発。新築住宅販売 や消費者信頼感指数が予想を上回ったことが好感された。

住宅建設のパルトグループやKBホームはいずれも上昇。住宅建設 株の上げをけん引した。住宅関連用品小売りのホーム・デポも高い。四 半期利益が予想を上回り、増配と170億ドルの自社株買い計画の承認を 発表した。百貨店のメーシーズも上昇。利益見通しがアナリスト予想を 上回った。

S&P500種株価指数は0.6%上昇して1496.94。ダウ工業株30種平 均は115.96ドル(0.8%)高の13900.13ドル。

チャールズ・シュワブの市場・セクター分析担当ディレクター、ブ ラッド・ソーレンセン氏は、「良好な内容の経済統計が続いている」と 述べ、「統計からは住宅市場が回復しつつあり、経済成長に今後も寄与 することが示された。住宅市場は消費者信頼感の改善にも影響してい る。これらは連動している。不透明な要素が増えつつある中で、まずま ずの経済統計が状況を緩和させる一助となっている」と述べた。

米商務省によると、1月の新築一戸建て住宅販売は前月比で大幅に 増加し、2008年7月以来の高水準に達した。また昨年12月の全米20都市 の住宅価格は前年同月比で約6年ぶりの高い伸びとなった。2月の米消 費者信頼感指数は前月から大幅に上昇し、市場予想も上回った。

バーナンキ議長の証言

米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は上院銀行委員 会での議会証言で、当局による前例のない資産購入を擁護する姿勢を示 した。資産購入は景気拡大を支援している一方で、インフレや資産価格 バブルを引き起こすリスクはほとんどないと説明した。

3月1日に発効する連邦政府の自動歳出削減については、議会が回 避できなかった場合、経済に「著しい」負担になると言明。議会に対し て、予算を「持続可能な長期の軌道」に乗せるよう求めた。

S&P500種は年初から5%上昇している。ブルームバーグがまと めたデータによると、四半期決算を発表したS&P500種採用企業のう ち約75%が市場予想を上回った

S&P500種の産業別10指数はいずれも上昇した。素材株や消費者 サービス株が特に上昇した。S&P住宅建設株価指数は4.2%上げた。 パルトグループは5.7%高、KBホームは7.2%値上がりした。

ボラティリティが低下

米国株オプションの指標であるボラティリティ指数(VIX) は11%低下して16.87。前日は2011年以来で最大の伸びを示した。この 日の低下率は1月2日以来で最大だった。

ホーム・デポは5.7%高。住宅価値の上昇に伴いリフォームにかけ る費用が増加しているほか、北東部ではハリケーン「サンディ」で被害 を受けた住宅の修繕に関連した需要が拡大している。

メーシーズは2.8%上昇。同社は2013年度(13年2月-14年1月) の1株当たり利益を最大3.95ドルと予想している。ブルームバーグがま とめたアナリスト18人の予想平均値は同3.84ドルだった。

銀行のJPモルガン・チェースは0.2%下落。同行は住宅ローンと コミュニティバンキング事業で従業員を来年末までに最大1万9000人減 らす計画だ。

家電量販店大手ベスト・バイも安い。同社はコスト削減のために本 社に勤務する従業員400人を削減した。

原題:U.S. Stocks Advance Amid Better-Than-Estimated Economic Reports(抜粋)

--取材協力:Namitha Jagadeesh、David Wilson.

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