英中銀タッカー氏:QE拡大に予断抱かず-柔軟な刺激を示唆

イングランド銀行(英中銀)のタッ カー副総裁は26日、追加の資産購入に対して予断は抱いていないと述べ た。他の複数の金融政策委員会(MPC)メンバーらも、同中銀には必 要に応じて刺激策を拡大する柔軟性があると強調した。

タッカー副総裁はMPCメンバーのデービッド・マイルズ、チャー リー・ビーン、イアン・マカファティーの3氏らと英議会の財務委員会 で、英中銀の最新の四半期見通しについて証言。同見通しで当局者ら は、経済成長の後押しを続けるため、インフレ率が目標を上回っている 状況を注意深く見守る姿勢を示唆した。ビーン副総裁はこれについて、 現環境において「適切」だと述べた。

今月のMPC会合ではキング総裁とポール・フィッシャー氏、マイ ルズ氏の3人が資産購入枠の拡大を主張。現在は少数派のこの資産購入 枠拡大派にタッカー副総裁が加わる可能性が、この日の証言で示され た。同副総裁は量的緩和(QE)は必ずしも終了しておらず、他の景気 刺激策をMPCが排除したわけでもないと述べた。

同副総裁は「QE局面が終わり、もはや役に立つ手段ではないと考 えるMPCメンバーはいない」とし、「需要とインフレ見通し次第で QEを拡大することには、私としては今もなお予断を抱いていない」と 語った。

タッカー副総裁はまた、ユーロ圏からのリスクは後退したものの、 「主要な脅威」として残っていると指摘。マカファティー氏もこれに同 調した。

MPCがこれまでに話し合った他の刺激策の可能性についての質問 に対してタッカー副総裁は、マイナス金利を話題に挙げたことがあると 明かした。

原題:Tucker Says He’s Open to QE as BOE Stresses Flexibility: Economy(抜粋)

--取材協力:Patricia Lui、Andrew Atkinson、Robert Hutton.

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