香港株(終了):下落、年初来の上げ消す-中国政策など懸念

香港株式相場は下落。ハンセン指数 は年初からの上げを消した。中国が金融政策を引き締め、不動産価格抑 制のために追加措置を導入するとの懸念が広がったほか、イタリア総選 挙で欧州債務危機をめぐる懸念が再燃した。

中国当局が金融政策を引き締める可能性があるとの新聞報道を受 け、時価総額で世界2位の銀行、中国建設銀行(939 HK)は2.4%下 落。中国農業銀行(1288 HK)も値下がりした。

不動産開発会社の世茂房地産(813 HK)は4.8%安。同業の恒大地 産集団(3333 HK)も下げた。政府が新たな不動産抑制案をまとめたと上 海証券報が伝えた。また、売り上げの79%を欧州で稼ぐ衣料品小売りの エスプリ・ホールディングス(330 HK)は1.4%下落した。

ハンセン指数は前日比300.39ポイント(1.3%)安の22519.69と、 昨年12月21日以来の安値で終了。ハンセン中国企業株(H株)指数は 2%安の11104.10で引けた。

バリュー・インベストメント・プリンシパルズのサンディ・メータ 最高経営責任者(CEO)は「香港や中国当局は追加の不動産措置を講 じるだろう。景気刺激を続けたい一方で不動産や商品価格についても懸 念するという綱渡りのような状態だ」と指摘した。

原題:Hong Kong Stocks Erase 2013 Gains on China, Europe Debt Concern(抜粋)