欧州株:下落、イタリア選挙で危機悪化を懸念-MIB指数急落

26日の欧州株式相場は下落。イタリ ア総選挙がいずれの勢力も安定多数を確保できない結果となったこと で、同国で緊縮プログラムが緩和され、域内のソブリン債危機が悪化す るとの懸念が再燃した。

イタリア株は大きく下げ、同国株の指標であるFTSE・MIB指 数は4.9%急落。テレコム・イタリアは15年ぶり安値を付けた。通期の 純利益が予想に届かなかったフランスの家電メーカー、セブは4カ月で 最大の下げ。ドイツの化学メーカー、BASFは約9カ月ぶりの大幅安 となった。

ストックス欧州600指数は前日比1.3%安の284.60で終了。これは21 日以降で最大の値下がり。騰落比率は約1対7。年初来では依然1.8% 上げている。

バンクSYZ(ジュネーブ)で資産運用に携わるロベルト・マグナ タンティーニ氏は「イタリアはほぼ統治不能で、これへの注意をたびた び促されるものだ」とし、「イタリアの政界が自己改革できるとはあま り楽観していないし、イタリア国民もひどくうんざりし、幻滅してい る」と語った。

ブルームバーグのまとめたデータによると、指数構成銘柄の売買高 は30日平均を27%上回った。

この日の西欧市場では、アイルランドとデンマークを除く16カ国で 主要株価指数が下落した。

イタリア総選挙では民主党のベルサニ氏の陣営が0.5ポイント未満 の差で下院を制したが、上院ではベルルスコーニ前首相が過半数に届か ずとも他の勢力を阻止できる議席数を確保した。同国では首相が上下両 院をコントロールする必要がある。

原題:European Stocks Decline on Italian Deadlock; FTSE MIB Leads Drop(抜粋)

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