今日の国内市況(2月26日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株は3日ぶり反落、伊政局やユーロ安警戒-輸出、素材中心売り

東京株式相場は3営業日ぶりに反落。イタリアで再選挙の可能性が 浮上し、リスク回避の動きからきのうの海外為替市場でユーロ安・円高 が進行、米国株が急落したことで警戒感が広がった。電機や精密機器、 ゴム製品など輸出関連株、鉄鋼や非鉄金属など素材関連株中心に安い。

TOPIXの終値は前日比13.93ポイント(1.4%)安の966.77、日 経平均株価は263円71銭(2.3%)安の1万1398円81銭。

富国生命保険の山田一郎株式部長は、「イタリア選挙は波乱なしと 油断していたが、予想外の結果だった」とした上で、「内閣が発足する までは不安定な動きが予想され、利益確定売りが出やすい」とみる。

●債券は上昇、長期金利10年ぶり低水準-イタリア政局不安で買い優勢

債券相場は上昇。イタリア総選挙結果を受けた同国の政局不透明感 を背景にリスク回避の動きが強まり、債券買いが優勢となった。長期金 利はおよそ10年ぶり水準まで下げた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の327回債利回 りは前日比2ベーシスポイント(bp)低下の0.685%と、昨年12月6日以 来の低水準で開始。午前は同水準で推移したが、午後に入ると水準を切 り下げ、1時すぎに3bp低い0.675%と、2003年6月27日以来の低水準 を付けた。その後は0.68%で推移している。5年物の108回債利回りは 同0.5bp低い0.115%と、過去最低水準を前日に続いて更新した。

JPモルガン証券の山脇貴史チーフ債券ストラテジストは、イタリ ア政局不安でリスク選好の巻き戻しが起きて、金利低下が進んでいると 指摘した。

●ユーロが対ドルで6週間ぶり安値、イタリア政局不安で-円はじり高

東京外国為替市場ではユーロが対ドルで約6週間ぶり安値を更新。 イタリアの政局混迷や財政再建後退への懸念を背景にユーロが急落した 海外市場の流れが続いた。また、円は海外市場で急伸した後、反落して 始まったが、リスク回避に伴う買い圧力が強く、午後にはじり高となっ た。

ユーロ・ドル相場は前日の海外市場で1ユーロ=1.33ドル台から一 時1.3048ドルまでユーロが急落。この日の東京市場では安値圏でもみ合 っていたが、午後にはユーロ売りが優勢となり、一時1.3039ドルと1 月10日の安値に並んだ。午後4時現在は1.3055ドル前後。

オンライン為替取引のオージーフォレックスのチーフカレンシース トラテジスト、ジム・ブロンダス氏(シドニー在勤)は、ブルームバー グ・テレビジョンの番組で、「市場にとっての真の懸念はイタリアの債 券利回りが、6%あるいは7%に戻るのかどうかということになる」と 指摘。また、安全資産としての円への逃避は「必ずしも終わっていな い」と言い、ドル・円は今後数週間で90円に向かって下落する可能性が あると語った。

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