睡眠不足やはり危険、遺伝子活動に変化-病気発症の原因解明も

たった1週間、睡眠不足が続いただ けでも数百の遺伝子の活動が変わってしまうことが研究グループの調査 で分かった。睡眠が不十分な日が続くと糖尿病や肥満、心臓病などの病 気にかかりやすくなる原因を解明する手掛かりとなる可能性がある。

25日刊行の米科学アカデミー紀要に掲載された調査結果によれば、 研究者らは、患者から採った血液サンプルを調べて遺伝子の変化に気付 いた。さらに調査を進めれば、睡眠不足がなぜそれほど健康に悪いのか が明らかになる可能性があるとしている。活動が変化した遺伝子の一部 は、新陳代謝やストレス反応に関係しているという。

米疾病対策予防センター(CDC)によると、米国民の3分の1余 りは睡眠時間が1日当たり7時間未満で、集中力に影響を来している。 米国立衛生研究所(NIH)によれば、睡眠が十分でなく休息の質が悪 い、または1日の中で不適切な時間帯に眠ると、心臓疾患や腎臓病、高 血圧、肥満、糖尿病、うつなどのリスクが高まる。

調査は英サリー大学の研究者らを中心に行われた。調査には26人が 参加。最初の1週間は毎晩、睡眠を6時間未満にして血液を採取。翌週 は毎晩、最長10時間の睡眠を取って血液を採取した。その結果、700余 りの遺伝子に変化があり、その中には24時間周期のリズムに関係する遺 伝子やストレスなどに関わる遺伝子も含まれていることが分かったとい う。

原題:Sleep Loss Alters Genes for the Worse as Risk of Disease Rises(抜粋)

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