ゴールドマン、金相場サイクルは転換した可能性高い

米ゴールドマン・サックス・グルー プは、米景気回復の勢いが増し投資家の金保有が急減する中で、金の相 場サイクルは転換した可能性が高いとの見方を示し、相場見通しを引き 下げた。

ゴールドマンは3カ月の相場見通しを1オンス当たり1825ドルか ら1615ドルに引き下げ、半年の予想は1805ドルから1600ドルに、1年の 見通しについては1800ドルから1550ドルに、それぞれ下方修正した。

アナリストのダミアン・クールベイリン氏とジェフリー・カリー氏 は25日のリポートで、ゴールドマンは上場取引型金融商品(ETP)を 通じた金保有が今年、増加するとみていたが、この見通しを変更したと 述べた。

経済指標の改善に加え、一部の米連邦準備制度理事会(FRB)関 係者が景気刺激策について柔軟性を高める姿勢を示しているため、月間 ベースの金相場は2月に5カ月連続で下落する可能性が高まっている。 クレディ・スイス・グループは21日のリポートで、12年続いた金の強気 相場の不可避な下落が始まったと指摘した。ETPを通じた金保有は、 月間ベースでは2011年1月以降で最大の減少となりそうだ。

ゴールドマンのアナリストらはリポートで「金の相場サイクルの転 換は既に始まっている可能性が高い」と指摘。「最近の金ETF(上場 投資信託)の持ち分の急減は、ETF保有が短期的な取引より長期的な 資産配分によって動いている可能性が高いとしていた当行の見方とはか なり対照的だ」と述べた。

原題:Gold’s Cycle Seen as Turned by Goldman as ETP Holdings Collapse(抜粋)