米アトランタ連銀総裁:量的緩和、少なくとも下期まで継続を

米アトランタ連銀のロックハート総 裁は25日、米雇用市場の改善を支援するため連邦準備制度の資産購入を 少なくとも今年後半まで継続することが望ましいとの見解を示した。

同総裁はテネシー州ノックスビルでの講演で「現在の労働市場の状 況を考慮すれば、景気支援と雇用情勢改善に向け資産購入プログラムを 継続することが当面引き続き適切だ」と発言。「景気見通しと関連リス クからみて、現在のアプローチを少なくとも今年後半まで堅持すること が好ましいと考える」と説明した。

ロックハート総裁は1月30日の連邦公開市場委員会(FOMC)で 月850億ドル(約7兆8800億円)の債券購入の継続を支持。先週発表さ れたFOMC議事録によると、同FOMCでは一部当局者が、景気見通 しの変化に応じて「資産購入のペースを変える準備をすべきだと強調」 した。

ロックハート総裁は「現行の金融政策、特に量的緩和の利点が、そ れによって長期的に生じ得る問題への重大な懸念によって打ち消される 段階にはまだ至っていないと思う」と述べた。

同総裁は米経済成長見通しを今年1-3月(第1四半期)が約 2%、2013年通年では2-2.5%とした。住宅市場の回復と好調な自動 車産業が支えると分析した。またこの数カ月間で欧州債務危機によるリ スクは低下したが、米国の財政緊縮が引き続き懸念材料だと指摘。「こ の成長ペースは、ネットベースでの雇用創出は加速しないが確実なペー スを保つことを意味する」とした上で、「このペースでは失業率の緩や かな低下が続く公算が大きい」と述べた。

ロックハート総裁は、プラスの兆候の一つは雇用市場の先行指標が 上向きつつあるとみられることだと指摘。また「インフレ見通しは良好 だと思う」と語った。

原題:Lockhart Supports Fed Asset Purchases at Least Into Second Half (抜粋)