伊財務省、26日に短期証券入札-選挙結果への反応を注視

イタリア政府は26、27日に国債入札 を実施する。議会選挙で明確な多数派勢力が誕生せず、年内に再選挙実 施の可能性が浮上したことへの投資家の反応を見極めることになる。

同国財務省は26日、87億5000万ユーロ(約1兆580億円)相当の6 カ月物短期証券を入札する。27日には5年物と10年物の国債入札(合計 で最大65億ユーロ)を予定している。

優勢が伝えられていた民主党のベルサニ党首を中心とする勢力は下 院選で辛うじて勝利したものの、ベルルスコーニ前首相率いる陣営との 得票率の差は0.5ポイント未満にとどまった。イタリアの選挙ルールで はベルサニ陣営に下院630議席の過半数が配分されるが、退任するモン ティ暫定首相と連立を組んだとしても上院を制する議席を確保できな い。

絶対多数の政党不在の議会になる可能性が示唆された選挙結果を受 け、ユーロは6週間ぶりの安値を付け、イタリア国債相場は下落した。 イタリアの債務の国内総生産(GDP)比は120%を超え、欧州ではギ リシャに次いで2番目の高水準。イタリア財務省は毎月300億ユーロ強 の国債入札を行う必要がある。

アメリカン大学(ローマ)のジェームズ・ウォルストン教授(政治 学)は、「倫理的、政治的、イデオロギー的、個人的な観点からみて、 持続性ある連立政権が樹立され得る可能性はない。従って、再選挙は不 可避と思える」とコメントした。

ベルルスコーニ氏率いる「自由国民」は議会選挙での敗北を認め ず、票の数え直しを要求しており、今後数週間で政治的緊張が高まる恐 れがある。

原題:Italian Treasury Gauges Investor Reaction to Vote With Bill Sale(抜粋)