イタリア借り入れコスト上昇、再選挙リスクが入札の重し

イタリア政府が26日に実施した入札 では、6カ月物の借り入れコストが前回の入札時に比べ上昇した。前日 の総選挙で明確な多数派勢力が形成されず、再選挙のリスクが重しとな ったと考えられる。

87億5000万ユーロ(約1兆500億円)相当の6カ月物証券の平均落 札利回りは1.237%と昨年10月29日以来の高水準。前回の1月29日 は0.731%だった。発行額は目標上限に一致した。

応札倍率は1.44倍と1月の1.65倍を下回った。27日は5・10年債入 札で最大65億ユーロの調達を目指す。

民主党のベルサニ氏の陣営はベルルスコーニ前首相の勢力に対し て0.5ポイント未満の僅差で下院を制したものの、上院ではモンティ首 相と連携しても過半数に至らない。

アメリカン大学(ローマ)のジェームズ・ウォルストン教授(政治 学)は電子メールで、「倫理、政治、イデオロギー、人格のどの観点か らも、持続性のある連立政権が樹立される望みはなく、再選挙は不可避 のように見受けられる」と論評した。

さらに、次の選挙では「大衆迎合政党がさらに躍進する可能性もあ り、そうなればイタリアの借り入れコストの上昇は制御不可能となりユ ーロのシステム全体が脅かされかねない」と付け加えた。

ローマ時間午前11時42分の流通市場でイタリア10年債利回りは前日 比32ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の4.813%。

原題:Italy’s Borrowing Costs Rise at Bill Sale on Political Concerns(抜粋)

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