イタリア選挙:反緊縮のベルルスコーニ氏や「五つ星」主要政策

イタリアで25日開票が行われた上院 および下院選挙は、いずれの政党連合も安定多数を確保できない見通し となり、各陣営の間で政権発足の可能性を探る協議が行われることにな りそうだ。主要政党・連合の政策の概要を以下にまとめた。

民主党(ベルサニ党首):富裕層増税と脱税取り締まりで得た財源を 低・中所得層減税に充てると公約。ベルサニ党首は、欧州連合(EU) との財政赤字の約束を守ると表明する一方、成長促進のための投資に関 する財政ルール緩和も欧州レベルで働き掛けている。盟友のベンドラ・ プーリア州知事は、モンティ首相の緊縮策と労働改革に批判的だ。

自由国民(ベルルスコーニ前首相、首相候補はアルファノ幹事長): ベルルスコーニ氏は、モンティ氏が中道右派陣営を率いるオファーを断 った後、反緊縮的な発言を強めている。モンティ氏が導入した不動産税 廃止と納税分の還付、減税を約束。EUの財政協定は成長を阻害すると 主張し、欧州中央銀行(ECB)が「最後の貸し手」になるべきだと発 言している。

・モンティ連合(モンティ暫定首相):親欧州・改革志向のロードマッ プは競争力強化を目的とし、財政緊縮のほか、利益相反・汚職対策や若 者・女性の雇用拡大策も盛り込む。5年間で300億ユーロの減税を公 約。

五つ星運動(ベッペ・グリッロ氏):反緊縮的なアジェンダでユーロ に関する国民投票と公的な政党助成の廃止を掲げ、イタリアのユーロ圏 離脱はタブーではないとグリッロ氏は強調。

原題:Italy’s Bersani May Need Post-Vote Deal With Monti: Scenarios(抜粋)