欧州株:ほぼ変わらず、イタリア選挙結果を注視-ピアソン安い

25日の欧州株式相場は前週末からほ ぼ変わらず。イタリア総選挙の結果を注視する展開となった。

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)を発行するメディア企業ピ アソンは昨年7月以降で最大の値下がり。2013年営業利益が伸び悩むと の見通しが嫌気された。英医薬品・日用品メーカー、レキット・ベンキ ーザー・グループは3%下げた。同社の薬物依存症治療薬「サボキソ ン」の後発医薬品(ジェネリック)の製造認可が米食品医薬品局 (FDA)から下りたことが手掛かり。一方、ドイツ取引所はほぼ8カ 月ぶりの大幅高。米CMEグループから統合協議の検討を打診されたと 伝えられたことが買い材料。

ストックス欧州600指数は前週末比0.1%未満下げ288.40で終了。日 中は0.7%上げる場面もあれば、0.6%安となる局面もあった。緊縮財政 の見直しを主張するベルルスコーニ前首相が民主党・ベルサニ党首の中 道左派による政権樹立を阻止できるのか、投票終了後の複数の調査で相 反する結果が出たためだ。イタリアでは首相が上下両院をコントロール する必要がある。

ミラボー・セキュリティーズ(ジュネーブ)のバイスプレジデン ト、ジョン・プラサード氏は「選挙結果がより明らかになるにつれ、イ タリアをどの陣営も統治できないという不安が増す」と発言。「投資家 はベルルスコーニ氏が勝利した場合について心配している。同氏が欧州 寄りではなく、改革の流れを止めるか遅らせるのは明白だからだ。ユー ロ圏にとって最も必要でないのは、イタリアの政局が再び不安定になる ことだ」と続けた。

イタリアの投票所が公表した途中経過に基づくIPRの予想によれ ば、ベルルスコーニ陣営はシチリアとカンパニア、ロンバルディアの激 戦州で上院を制したもようだ。スカイTG24は先に、ベルサニ陣営がシ シリアとカンパニアを制した公算だと報じていた。

この日の西欧市場では18カ国中14カ国で主要株価指数が上昇した。 ブルームバーグがまとめたデータによると、この日のストックス欧 州600指数構成銘柄の売買高は30日平均を17%上回る水準だった。

原題:European Stocks Are Little Changed as Italian Election Digested(抜粋)