アジア・太平洋株式サマリー:香港・中国株反発、印株ほぼ変わらず

アジア・オセアニア各株式市場の動 きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は上昇。保険株が上げ、ハンセン指数は3営業日ぶり に値上がりした。香港当局が一部の不動産販売にかかる税金を2倍に引 き上げたことや、経済統計で中国の製造業活動の拡大ペースが4カ月ぶ りの低水準に鈍化する可能性が示されたことで、上げは限定的となっ た。

アジア3位の生命保険会社AIAグループ(1299 HK)は1.1%高。 同社が今週発表する通期決算では68%増益が見込まれている。宝飾品販 売の六福集団(国際、590 HK)も高い。春節(旧正月)連休中の香港と マカオでの売上高が増加したと発表した。

香港最大の不動産開発会社サンフンカイ・プロパティーズ(新鴻基 地産発展、16 HK)は1.3%安。同業のヘンダーソン・ランド・デベロッ プメント(恒基兆業地産、12 HK)や嘉里建設(ケリー・プロパティー ズ、683 HK)も下げた。週末の香港住宅販売が減少したことが嫌気され た。

ハンセン指数は前週末比37.64ポイント(0.2%)高の22820.08で終 了。ハンセン中国企業株(H株)指数は0.2%高の11333.98。

マニュライフ・アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャ ー、マルコ・リ氏(香港在勤)は「大半の投資家の間ではマクロ経済の 見通しに対して以前より少し安心感が増している」と指摘。「企業のフ ァンダメンタルズは依然としてかなり良好なように見える。香港の決算 発表シーズンが進む中、それらのファンダメンタルズが最後まで続くか 見極めることになるだろう」と述べた。

【中国株式市況】

中国株式相場は反発。上海総合指数は先週、週間ベースで1年8カ 月ぶりの大幅な下落となっていた。民間統計で中国の製造業活動が今月 に減速する可能性が示されたものの、製油株や証券銘柄が利益見通しの 改善を受けて上昇した。

中国石油化工(SINOPEC、600028 CH)は2.7%高。政府が昨 年9月以来初めて製油会社に価格引き上げを認めた。中信証券(600030 CH)や海通証券(600837 CH)など証券株も上昇。当局が空売りプログ ラムを拡大すると上海証券報が伝えた。

不動産会社の万科企業(000002 CH)と保利房地産集団(600048 CH)は下落。不動産市場を落ち着かせるための詳細なルールが近く公表 されると中国証券報が報じた。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動して いる上海総合指数は、前週末比11.66ポイント(0.5%)高の2325.82。 一時は1.1%高となったが、英HSBCホールディングスとマークイッ ト・エコノミクスが発表した2月の中国製造業購買担当者指数 (PMI)速報値がエコノミスト予想を下回ったことで上げ幅が縮小し た。上海、深圳両証取のA株に連動するCSI300指数は同0.3%高 の2604.96。

浙商証券の王偉俊ストラテジスト(上海在勤)は「きょうの上昇は SINOPECなど大型株数銘柄が値上がりしたことによるテクニカル な反発だ。SINOPECは燃料価格の引き上げが予想を上回ったこと で上げた」と指摘、「PMIは景気回復が弱いことを示している」と述 べた。

【インド株式市況】

インド株式相場は前週末からほぼ変わらず。今週公表される来年度 予算案が注目されている。ソフトエウエア銘柄が上昇した一方、リライ アンス・インダストリーズとインド石油ガス公社(ONGC)は安い。

ボンベイ証券取引所(BSE)のセンセックス30種指数は前週末 比14.68ポイント(0.1%)高の19331.69で引けた。ソフトウエア輸出大 手のタタ・コンサルタンシー・サービシズは1%余り上げ、インフォシ スは2.7%上昇。世界最大の製油所を所有するリライアンスは1%、 ONGCは1.9%それぞれ下げた。

チダムバラム財務相は28日に予算案を公表する。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前週末比37.62ポイント(0.8%)高の5055.77。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前週末比9.37ポイント(0.5%)安の2009.52。

【台湾株式市況】

加権指数は前週末比39.21ポイント(0.5%)安の7947.68。

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