米アカデミー賞:「アルゴ」が作品賞など3冠-監督賞はリー氏

米映画芸術科学アカデミーの第85回 アカデミー賞授賞式が24日、ロサンゼルスで開催され、約30年前にイラ ンで起きた米大使館人質事件の救出作戦を描いた「アルゴ」(ベン・ア フレック監督)が作品賞に輝いた。

作品賞候補には他に「リンカーン」など8作品がノミネートされて いた。ハリウッドで行われた授賞式では、監督賞に「ライフ・オブ・パ イ トラと漂流した227日」のアン・リー監督が選ばれた。主演男優賞は 「リンカーン」で第16代米大統領を演じたダニエル・デイルイスで、同 賞受賞は3度目。主演女優賞は「世界にひとつのプレイブック」のジェ ニファー・ローレンスに贈られた。

アフレック監督は「アルゴ」の作品賞受賞でハリウッドで最高の栄 誉に浴したものの、監督賞候補にはノミネートされていなかった。今回 は各部門の受賞作が分散し、3D映画の「ライフ・オブ・パイ」が撮影 賞など4部門、「アルゴ」は脚色賞を含む3部門、ミュージカル作品 「レ・ミゼラブル」もアン・ハサウェイの助演女優賞など3部門を制し た。

国際テロ組織アルカイダの指導者、ウサマ・ビンラディン容疑者の 追跡・殺害計画を取り上げた「ゼロ・ダーク・サーティ」も作品賞など の候補に挙がっていたが、音響編集賞の受賞だけに終わった。

興行収入

映画調査サイトのボックスオフィスモジョ・ドット・コムによれ ば、作品賞候補9作品の世界全体の興行収入合計は21億ドル(約1978億 円)で、約半分は米国内。米国内の興行収入トップは「リンカーン」の 1億7860万ドル。世界興行収入トップは「ライフ・オブ・パイ」の5 億8340万ドル。

助演女優賞は「レ・ミゼラブル」で不運な身の上のファンテーヌ役 を演じたハサウェイが受賞。助演男優賞はクエンティン・タランティー ノ監督の「ジャンゴ 繋がれざる者」で賞金稼ぎのシュルツ役を演じた クリストフ・ヴァルツが選ばれた。ヴァルツは「イングロリアス・バス ターズ」(2009年)に続き2度目の同賞受賞。タランティーノ監督はジ ャンゴで脚本賞を獲得した。

原題:‘Argo’ Wins Best Picture Oscar as ‘Zero Dark Thirty’ Shunned (1)(抜粋)

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