バーナンキ議長の刺激策、住宅と自動車業界の雇用拡大促す

米連邦準備制度理事会(FRB)の バーナンキ議長は、26、27の両日、金融政策に関する半期に一度の議会 証言に臨む。議長にとっては自動車と住宅業界での雇用拡大がプラス材 料だ。

消費者は購入に当ってローンを利用するこれら業界は、バーナンキ 議長が進めてきた低金利・量的緩和策の影響を最も受ける。

ムーディーズ・アナリティクスのチーフエコノミスト、マーク・ザ ンディ氏は、「住宅や自動車など金利動向に左右されやすい業界は勢い づいている」と指摘。「FRBの積極的な金融政策と低金利の効果が出 ている」と述べた。

バーナンキ議長ら米連邦公開市場委員会(FOMC)のメンバー は、労働市場が「大幅に」改善するまで、月額850億ドルに上る債券購 入策を続けると表明している。建設と自動車製造業の雇用拡大は、資産 購入が経済状況の改善をもたらすことが可能なことをあらためて示し た。

ザンディ氏は今年の雇用者数の伸びが全体で「200万人近く」と前 年と同程度にとどまるとした上で、「ただ、2014年は300万人近くにな り、15年も同様の規模になるだろう」と指摘。その主因は「住宅建設の 増加や住宅値上がりに喚起された個人消費、自動車の生産拡大だろう」 と予測した。

バーナンキ議長が半年に1度行う証言は、ワシントン時間26日午 前10時(日本時間27日午前0時)に上院銀行委員会で始まる。翌27日に は下院金融委員会で行われる。

FOMCのメンバーは議長の政策が効果を発揮していると受け止め ている。1月29-30日開催のFOMC議事録によると、「大半の参加 者」は資産購入が「経済活動の刺激につながったと指摘し、多くの参加 者は低い長期金利が住宅供給や消費者の耐久財購入に寄与したことを挙 げた」。

原題:Bernanke’s Stimulus Spurring U.S. Employment in Housing-Autos(抜粋)

--取材協力:Chris Burritt.

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