中国:2月のHSBC製造業PMI低下-景気回復に影落とす

中国の2月の製造業活動拡大ペース が4カ月ぶりの水準に鈍化、中国経済が逆風に見舞われていることが25 日発表された民間指標で示された。

英HSBCホールディングスとマークイット・エコノミクスが示し た2月の中国製造業購買担当者指数(PMI)速報値は50.4と、ブルー ムバーグ・ニュースがまとめた市場関係者11人の予想中央値である52.2 を下回った。1月改定値は52.3だった。同指数は50を超えると製造業活 動の拡大を示すとされる。

中国経済は昨年、13年ぶりの低成長にとどまった。10-12月(第4 四半期)には8四半期ぶりに成長ペースが回復したが、この日の指標を 受けて、回復の勢いが増しつつあるとの楽観論が後退する可能性があ る。上海総合指数は先週、2011年5月以来の大幅安となった。住宅の値 上がり抑制のため、中国当局が不動産規制を拡大するとの懸念が広がっ た。

HSBCの中国担当チーフエコノミスト、屈宏斌氏(香港在勤)は 発表資料で、「2月の速報値は低下したが、指数は4カ月連続で50を上 回った」とした上で、「雇用の拡大が続いていることや、与信の伸びが 最近回復している状況」が示す通り、回復の「基調的な強さ」はなお 「損なわれていない」と指摘した。

野村ホールディングスの中国担当チーフエコノミスト、張智威氏 (香港在勤)は、「今回の指標は中国の景気回復に若干影を投げ掛け た」と指摘。「中国経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)は、従 来の予想よりも脆弱(ぜいじゃく)だったことが裏付けられたかもしれ ない」と述べた。

原題:China’s Slower Manufacturing Casts Shadow Over Recovery: Economy(抜粋)

--取材協力:Nicholas Wadhams、Ailing Tan、Sharon Chen、Xin Zhou、Michael Heath.

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