豪華なパーティーも今は昔-欧州勢が経費節約で変わるMWC

通信関連企業が新製品をお披露目す る毎年恒例のモバイル・ワールド・コングレス(MWC)。来場者は無 料の軽食や豪華なパーティーを当然視するものだが、今年はあまり期待 しない方がいい。

会場の話題を例年さらってきた欧州の通信会社や通信機器メーカー は今年、スペインのバルセロナで今週開催のMWCで支出を切り詰めて いる。債務負担や欧州のマイナス成長が業績に影響しているためだ。会 場に派遣する人員の削減や軽食の無料提供取りやめなどの経費圧縮策 は、英ボーダフォン・グループやフィンランドのノキア・シーメンス・ ネットワークスといった欧州の参加企業が見本市よりもむしろ商談を重 視していることの表れだ。

欧州勢に代わって目立つのがアジアや米国の競合企業で、業界の競 争力の変化をまさに反映している。欧州のテクノロジー企業が従業員を 減らし資産を売却する一方で、中国の通信機器メーカー、華為技術や携 帯電話向け半導体最大手の米クアルコムなどはスマートフォン(多機能 携帯電話)やタブレット型端末の需要に後押しされ増収増益となってい る。

MWCを主催するGSMAの最高マーケティング責任者マイケル・ オハラ氏は「ここで目にするのは業界のトレンドだ。欧州勢は元気がな い」と述べた。

同氏によれば、今年最も広くスペースを取っているのが華為技術と クアルコムに加え、韓国のサムスン電子だ。欧州勢ではスウェーデンの エリクソンが例外的な存在で、幅を利かせている。MWCをこれまで主 導してきたフランスのアルカテル・ルーセントとノキア・シーメンスの 影は薄いという。

原題:European Wireless Plight Means No Free Snacks at Barcelona Show(抜粋)