米企業の社債保証コスト、3週ぶり大幅上昇-伊総選挙を不安視

25日のクレジット・デフォルト・ス ワップ(CDS)市場で、米企業の社債保証コストは3週間ぶりの大幅 上昇。イタリア総選挙で安定政権が誕生しない可能性があり、再選挙が 必要になりかねないとの懸念が広がった。

ブルームバーグが集計したデータによると、北米企業の信用リスク の指標であるマークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドは、ニ ューヨーク時間午後4時8分(日本時間26日午前6時8分)現在、3.7 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の90.1bp。一日の上 昇幅としては4.2bp上げた今月4日来の大きさ。

イタリアの選挙速報では、ベルルスコーニ前首相の陣営は上院で過 半数に満たないものの、ベルサニ氏率いる民主党中心の中道左派連合の 圧勝を阻止するのに必要な議席を獲得したことが示唆された。ベルサニ 氏は選挙戦でモンティ首相の緊縮路線の継承を訴えた。議会が不安定化 すれば緊縮措置が弱まるとの懸念に拍車が掛かる恐れがある。

GMPセキュリティーズの債券戦略ディレクター、エイドリアン・ ミラー氏(ニューヨーク在勤)は電話インタビューで、「投資家がイタ リア総選挙の行方を懸念しているのは明らかだ。上院では現時点でベル ルスコーニ氏が優勢なようであり、反緊縮連合を組んで問題を生じさせ る恐れがあることから利回りが押し上げられている」と語った。

原題:U.S. Corporate Credit-Default Swaps Rise the Most in Three Weeks(抜粋)

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