金の買い越し、07年以降で最大の減少-刺激ペース減速懸念

ヘッジファンドによる金相場上昇を 見込む買い越しが2007年以降で最大の落ち込みを示し、粗糖とコーヒー の売り越しは過去最高水準となった。米連邦準備制度理事会(FRB) が景気刺激のペースを減速するとの見方を背景に、月間ベースの商品相 場は今年に入って最大の下落率を示す可能性がある。

米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、資産運用会 社や大口投機家の金の先物とオプションの買い越しは19日終了週に40% 減の4万2318枚となり、07年7月31日以降で最大の減少率を示した。粗 糖とコーヒーの売り越しは過去最高水準に達し、米国の商品18銘柄のネ ットポジションは11年12月以来の低水準に落ち込んだ。トウモロコシの 相場上昇を見込む投資は10年6月以降で最大の減少を示した。

TEAMファイナンシャル・マネジメント(ペンシルベニア州)で 2億1500万ドル相当の運用を手掛けるジェームズ・デーリー氏は電話イ ンタビューで「市場関係者は景気刺激策が終了するとの見方やFRBの 言い回しに動揺し、FRBが今後、景気刺激策を縮小すると考えてい る」と指摘。「さらに、金保有の減少や市場関係者が金保有に強い確信 を持てない状況が重なった」と述べた。

原題:Gold Bets Cut by Most Since ’07 as Sugar Bears Grow: Commodities(抜粋)