今週の米経済指標:製造業と個人消費が拡大か-世界経済が安定

今週発表の米経済指標では、世界経 済の安定と設備投資の増加を背景に、製造業が2月に3カ月連続で拡大 することが示されるとエコノミストはみている。

ブルームバーグがまとめたエコノミスト65人の予想によると、米供 給管理協会(ISM)が3月1日発表する2月の製造業景況指数は52.5 (中央値)が見込まれている。1月は9カ月ぶり高水準の53.1だった。 同指数は50を上回ると活動の拡大を示唆する。その他の指標では、1月 の個人消費支出(PCE)と変動の大きい輸送用機器を除く耐久財受注 額が増加した見通し。

ルネサンス・マクロ・リサーチの米経済担当責任者、ニール・ダッ タ氏は「世界経済は緩やかに拡大しており、状況は以前よりも明らかに 改善している」と指摘。「設備投資への意欲が持ち直している。1-3 月(第1四半期)は在庫も若干、積み増されるだろう。こうした要因が 重なって鉱工業生産を後押しし、製造業セクターにとってもプラス材料 だ」と述べた。

ISM製造業景況指数の予想レンジは50.5-55。同指数の昨年7 -12月(下期)の平均は50.8、1-6月(上期)は同52.6だった。

米商務省が2月27日発表する1月の耐久財受注額は、輸送用機器を 除く受注額が前月比0.2%増加(中央値)したもよう。昨年12月は同 1%増だった。

耐久財全体の受注は民間航空機の需要減が響き、前月比4.6%減少 が見込まれる。昨年12月は同4.3%増(改定値)だった。米ボーイング の1月の航空機受注は2機と、12月の183機や11月の124機を大幅に下回 った。

商務省は1日に1月の個人消費支出を発表する。ブルームバーグが まとめた予想中央値では、昨年12月に続き2カ月連続で前月比0.2%増 が予想されている。

GDPと住宅市場

昨年10-12月(第4四半期)は個人消費が持ち直したが、実質国内 総生産(GDP、年率)速報値は前期比0.1%減少した。同省が28日発 表するGDP改定値は、貿易赤字の縮小や建設支出の拡大、設備投資の 回復を反映し、前期比0.5%増加に上方修正される見通し。

商務省が26日発表する1月の新築一戸建て住宅販売件数(季節調整 済み、年率換算)は前月比3%増の38万戸(中央値)の予想。

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原題:Factories Expanding With Spending Gains: U.S. Economy Preview(抜粋)

--取材協力:Chris Middleton.

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