ボーイング、787バッテリーの改善策を米連邦航空局に提示

米航空機メーカーのボーイングは22 日、最新鋭旅客機「787」(ドリームライナー)のバッテリーの改善策 を米連邦航空局(FAA)に提示した。同社は787の運航再開を目指し ている。

ボーイング商用航空機部門のレイ・コナー社長がワシントンで FAAのウエルタ長官と協議した。FAAとボーイングが電子メールで 表明した。改善策に関するFAAの決定時期や協議内容は明らかにしな かった。

ボーイングの広報担当マーク・バーテル氏は同発表資料で、「われ われは、当社顧客と世界の利用客のためにこの問題の解決と運航再開に 向け前進したことに勇気付けられた」と述べた。

事情に詳しい関係者は、ボーイングは安全性に関する当局の懸念を 解消するためバッテリーの設計変更を提案すると述べていた。

FAAは発表資料で、「FAAはボーイングの提案を検討してお り、詳細に分析する」と表明。「乗客の安全がわれわれの最優先課題で あり、解決策がバッテリー不具合のリスクに対処したと確信できるまで は787の商用運航再開を許可しないだろう」と説明した。

同社の計画には、リチウムイオン電池セルの間に断熱材を配置する ほか、煙の排出装置や延焼を防ぐ耐熱性のケースをバッテリーに装備す ることが含まれる。この件に関して話す権限がないとしてこれら関係者 が匿名で明らかにした。

関係者によると、ボーイングは新しいバッテリーが従来の機内スペ ースに収まるよう、こうしたキットを開発している。さらに、パイロッ トが個々のバッテリーセルをモニターできるシステムも装備する可能性 がある。

この対応策はFAAの承認が必要となるが、関係者らによると、即 時の承認はない見込み。

ラフード運輸長官

FAAを管轄する運輸省のラフード長官の承認も必要だが、長官は 機体の安全性が「1000パーセント確保される」までドリームライナーの 運航再開を認めないと述べている。

ボーイングは3月中に787の運航を再開することを目標に掲げてい るが、米ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスは21 日、787を6月5日までのフライトスケジュールから外すと発表。運航 再開にはより長い時間を要するとみていることを示唆した。ユナイテッ ドは米航空会社で唯一787を運航していた。

原題:Boeing Offers Dreamliner Fix Plan in Meeting With U.S. FAA (1)(抜粋)

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