米国株:反発、ドイツ企業景況感の改善や企業決算を好感

米株式相場は反発。ドイツの企業景 況感指数が10カ月ぶり高水準に改善したことや、企業決算が市場予想を 上回ったことを好感した。

ヒューレット・パッカード(HP)は12%急伸し、S&P500種株 価指数構成銘柄の値上り率トップ。同社が示した利益見通しはアナリス ト予想を上回った。アメリカン・インターナショナル・グループ (AIG)は3.1%上昇。昨年10-12月(第4四半期)の業績が予想よ り良かったことを背景に買い進まれた。テキサス・インスツルメンツ (TI)は5.2%高。配当引き上げと自社株買いの50億ドル増額を発表 した。

S&P500種株価指数は前日比0.9%高の1515.60。米金融当局が景 気刺激のペースを減速する可能性があるとの懸念を背景に、同指数は前 日までの2日間に1.9%下落していた。ダウ工業株30種平均は119.95ド ル(0.9%)高の14000.57ドル。

リー・マンダー・キャピタル・グループ(ボストン)の最高投資責 任者(CIO)、ジェフリー・デービス氏は「全体としての基調は活力 にあふれるという感じではないが、きょうは実際に反発しており、株式 市場に本物の強さがあることを物語っている」と指摘。「一週間続いた 芳しくないニュースを消化して、最後に上昇するというような相場は久 しく見ていない」と述べた。

ドイツのIfo経済研究所がまとめた2月の独企業景況感指数 は107.4と、1月の104.3(改定)を上回り、4カ月連続で上昇した。上 昇の幅は2010年7月以来の最大。ブルームバーグ・ニュースがまとめた エコノミスト38人の予想中央値は104.9だった。

週間では下落

S&P500種は年初から6.3%上昇している。ブルームバーグのデー タによると、昨年10-12月期決算を発表した同株価指数の構成銘柄中、 約73%の利益が市場予想を上回った。売上高が予想より好調だったの は64%となっている。

S&P500種は週間ベースでは0.3%安と、週間では今年に入って初 の下げとなった。20日公表された連邦公開市場委員会(FOMC、1 月29-30日開催)の議事録で資産購入ペースについて参加者の見解が割 れたことが示されたことから、緩和措置が縮小されるとの懸念が強まっ た。

ハイタワー・アドバイザーズのマネジングディレクター、ブライア ン・アミデイ氏は「多くの市場参加者が押し目買いのタイミングを見計 らっていた」と指摘。「第4四半期の決算が相場上昇のきっかけになっ た。今年は堅調な一年となるだろうが、今見られるような荒い値動きが 時おりあるだろう」と話した。

決算が予想上回る

HPは2.10ドル上昇の19.20ドルと、2008年11月以来の大幅高。同 社が示した2013年2-4月(第2四半期)の利益見通しはアナリストの 予想を上回った。コスト削減策や企業向けサービスの需要回復が寄与し ているという。

TIは1.7ドル値上りして34.18ドル。同社は四半期配当を33%引き 上げるとともに、自社株買いを50億ドル増額すると発表した。

AIGは1.17ドル高の38.45ドル。第4四半期決算は営業利益を計 上し、アナリスト予想を上回った。ロバート・ベンモシュ最高経営責任 者(CEO)は、事業のスリム化と公的資金の返済を目指し、米国外の 生命保険部門などを売却を進めてきた。

原題:U.S. Stocks Rebound on German Business Confidence, Earnings Data(抜粋)

--取材協力:Tom Stoukas.

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