ボストン連銀総裁:大規模資産購入により財政の先行きが改善

米ボストン連銀のローゼングレン総 裁は、金融当局の大規模な資産購入により米国の財政見通しは改善する とし、それは財務省への国庫納付の分析に反映されるとの考えを示し た。

ローゼングレン総裁は22日、ニューヨークで講演。講演原稿による と、「大規模な資産購入プログラムにより、金利の低下や一段の経済成 長を通じて財政見通しが改善する」とし、同プログラムは完全雇用の推 進やインフレ率2%の目標達成も支援すると発言。「政策を判断する上 では、こうした効果や何もしないことのコストについて検討することも 大事だ」と述べた。

ローゼングレン総裁は、米連邦準備制度理事会(FRB)のミシュ キン元理事を含むエコノミスト4人が執筆した論文に反論した格好だ。 論文では、バランスシートの膨張で損失を被る可能性があるため、金融 政策を制御できなくなる恐れがあると警告している。論文はニューヨー クで同日に開かれた金融政策に関する会議で発表された。

総裁は論文について、「潜在的な問題に焦点を合わせている。つま り、金融政策が完全雇用への早期回復で成功するならば、あるいは転換 点に至るといった他の理由で金利が上昇するならば、財務省への国庫納 付に影響が及ぶだろう」と指摘した上で、「残念ながら、この議論は政 策のトレードオフを公平に評価していない」と述べた。

原題:Rosengren Says Fed’s Asset Purchases Improve Fiscal Outlook(抜粋)