アジア・太平洋株式サマリー:ハンセン指数続落、中国株も安い

アジア・オセアニア各株式市場の動 きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は続落。米国が刺激策を縮小する可能性があるとの懸 念に加え、中国の新築住宅価格が上昇したことで追加的な不動産規制が 導入されるとの見方が強まった。ハンセン指数は週間ベースで約3カ月 ぶりの大幅な下げとなった。

中国工商銀行(1398 HK)は1.1%安。売り上げの約半分を米国で稼 ぐ家具メーカーの敏華(マンワー、1999 HK)は2.7%安。ナイキやアデ ィダスの靴を受託生産する裕元工業(集団、551 HK)は2.6%安。

婦人靴製造・販売の百麗国際(1880 HK)は5.4%の下げ。野村ホー ルディングスなどのアナリストが投資判断を引き下げた。中国国際航空 (753 HK)も5%安。バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチ が投資判断を「買い」から「アンダーパフォーム」に下げた。

ハンセン指数は前日比124.23ポイント(0.5%)安の22782.44。1 月30日に付けた1年半ぶりの高値から4.4%下げた。ハンセン中国企業 株(H株)指数は前日比1%安の11317.13。

ベアリング・アセット・マネジメントのアジア担当マルチアセット 戦略責任者キエム・ドゥ氏(香港在勤)は「市場は買われ過ぎの状態だ ったため、投資家は中国と米国で政策引き締めがあるかもしれないとい う話を利益確定売りに利用している」と指摘した。

【中国株式市況】

中国株式相場は下落。1月の主要都市の不動産価格が上昇したこと で、政府が資産バブルを防ぐために一段の引き締め策を講じるとの懸念 が強まった。上海総合指数は週間ベースで2011年5月以来の大幅な下落 率となった。

国家統計局が22日発表した1月の新築住宅価格は政府が継続調査し ている70都市の大半で上昇した。住宅ローン最大手の中国建設銀行 (601939 CH)は1.1%安。2位の中国工商銀行(601398 CH)は1% 安。上海の不動産銘柄で構成する指数は今週、昨年7月以来の大幅な値 下がり率となった。

自動車メーカーも軟調。中国最大の自動車メーカー、上海汽車集団 (SAICモーター、600104 CH)は3.2%安。週間では10%の下げ。一 汽轎車(000800 CH)は4.1%安。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動して いる上海総合指数は前日比11.79ポイント(0.5%)安の2314.16で終 了。週間では4.9%下げた。上海、深圳両証取のA株に連動する CSI300指数指数は前日比0.5%安の2596.60。

中原証券の張剛ストラテジスト(上海在勤)は「株式市場は先月の 大幅上昇の後で、しばらく軟調かつ変動が大きくなるだろう」と予想。 「不動産業界では一段の引き締め策への懸念が依然として強い」と述べ た。

【インド株式市況】

インド株式相場は下落。消費者関連銘柄と金融株を中心に下げた。 週間ベースでは4週続落となった。

ボンベイ証券取引所(BSE)のセンセックス30種指数は前日 比8.35ポイント安の19317.01で終了した。前週末比では0.8%下げ、昨 年5月18日終了週以降で最長の4週続落となった。

インド最大のたばこ会社ITCは1.6%安。住宅金融で国内最大手 のハウジング・デベロップメント・ファイナンス(HDFC)は1.9% 下げた。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前日比38.05ポイント(0.8%)高の5018.15。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比3.67ポイント(0.2%)高の2018.89。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比9.74ポイント(0.1%)安の7947.72。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE