ユーロ圏:13年もマイナス成長へ,赤字目標期限を延長も-欧州委

2013年のユーロ圏経済は前年に続い てマイナス成長となり、失業率は上昇する見込みだ。欧州連合(EU) の行政執行機関、欧州委員会は22日発表した経済見通しで成長率予想を 下方修正した。

欧州委は13年ユーロ圏成長率をマイナス0.3%と予想。昨年11月時 点の予想(プラス0.1%)から引き下げた。失業率は12.2%と、昨年 の11.4%から上昇する見込み。昨年11月時点の予想は11.8%だった。

欧州委のマルコ・ブティ経済部長は発表文で、欧州の労働市場が 「重大な懸念材料だ」とし、「社会的に深刻な影響をもたらすことに加 え、失業が構造的に経済に根を下ろせば将来の成長見通しにも悪影響を 与える」と分析した。

ユーロ圏は公的財政と銀行の脆弱(ぜいじゃく)性および経済の流 れの悪さという足かせをはめられているとブティ氏は指摘した。国家や 銀行、家計がバランスシートを改善し金融市場が回復しているのと対照 的に、景気は弱さが続いている。

レーン欧州委員(経済・通貨担当)は短期的な景気見通しの弱さを 理由に、財政赤字削減の目標達成の期限延長の可能性を示唆した。スペ インやフランスなどEU協定の上限を超えている国は、罰則か激烈な歳 出削減かの選択を迫られずに済むことになる。

ドイツ見通しも下方修正

欧州委は今年のドイツの成長率をプラス0.5%と予想、昨年11月の 同0.8%予想から下方修正。ユーロ圏での需要減退が輸出と投資を抑え るためだと説明した。

ユーロ圏の14年成長率はプラス1.4%、失業率は12.1%と予想され ている。27カ国のEU全体では13年がプラス0.1%、14年が同1.6%と予 想。12年のマイナス0.3%からプラスに転じるとみている。

欧州委の見積もりによれば、ユーロ圏全体の財政赤字は12年に域内 総生産(GDP)の3.5%だった。13年は2.8%と予想されている。

原題:Euro Area to Shrink Again as Unemployment Rises, EU Says (1)(抜粋)

--取材協力:Jeff Black.

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