今日の国内市況(2月21日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株反発、サービスなど内需関連高い-為替警戒薄れ午後持ち直す

東京株式相場は反発。サービスや食料品、パルプ・紙、水産・農林 株などが買われた。欧米景気統計が低調だった半面、日本銀行の人事な どを見据えた先高期待が強い中で内需、景気動向に左右されにくいディ フェンシブ関連業種に資金が流れた。為替の円高・ユーロ安の動きが反 転した午後に、電機や自動車など輸出関連株も下げ渋った。

TOPIXの終値は前日比0.62ポイント(0.1%)高の963.48、日 経平均株価は76円81銭(0.7%)高の1万1385円94銭。日経平均は午前 の取引で一時133円安まで売られたが、午後に持ち直した。

しんきんアセットマネジメント投信の山下智巳主任ファンドマネジ ャーは、日本株の先高期待が強く、「きょうは地合いの強さを表してい る」と指摘。また、週明けに上昇する相場が続いているため、「そのリ スクを回避するため、週末に持ち高を引き上げる投資家もいるようだ」 と話していた。

●債券は続伸、超長期中心に年金など投資家の買い-米金利低下も支え

債券相場は続伸。前日の米国債相場が上昇した流れを引き継いだこ とに加えて、年金基金などの投資家から超長期債を中心に買いが入っ た。新発20年債利回りは一時、約2カ月ぶり低水準を付けた。

東京先物市場で中心限月の3月物は前日比10銭高の144円53銭で開 始し、一時は144円60銭と日中取引で昨年12月13日以来の高値を付け た。午後に入ると日経平均株価が上昇に転じたことから上値が重くな り、3銭高まで伸び悩んだが、結局は7銭高の144円50銭で引けた。

トヨタアセットマネジメントの浜崎優チーフストラテジストは、債 券相場について、「昨年度末を上回る株高を背景に、ポートフォリオの 含み益が拡大しており、調整の動きで年金基金や銀行などが債券買いを 入れている」と話した。投資資金が債券市場に向かいやすく、金利に低 下圧力が掛かりやすいとの見方も示した。

●円全面安、日米首脳会談控え安倍政策の支持期待-日銀総裁人事警戒

東京外国為替市場では、円が主要16通貨に対して全面安の展開とな った。日米首脳会談を控えて、安倍晋三政権の政策に対する米国の支持 が確認される可能性への期待から、円売り圧力がかかった。

ドル・円相場は午前の取引で1ドル=93円ちょうどを挟んで上下に 振れる展開となり、一時は92円93銭までドル安・円高が進行。午後には 円がじりじりと水準を切り下げ、93円42銭まで値を戻した。午後3時50 分現在は93円32銭付近で推移。

みずほ証券の鈴木健吾FXストラテジストは、再三デフレ脱却に向 けた政策を主張してきた安倍首相が訪米する以上、「そんなに円高にな るような材料は持って帰らないだろう」と指摘。米国が交渉を進めてい る環太平洋連携協定(TPP)について、「前向きな姿勢を出していけ ば、見返りに米国が円安に向けた政策を容認するシナリオ」が期待され るとし、円の上昇局面では売りが待ち構えている構図に変化はないと説 明している。

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