EU:バーゼル3で資産流動性ランク付け-スコアカード策定へ

「バーゼル3」の流動性規制の欧州 での実施に向けて、欧州連合(EU)の銀行監督当局である欧州銀行監 督機構(EBA)は金融資産の流動性を評価してランク付けする「スコ アカード」づくりに着手する。EBAが電子メールを通じて発表した。

バーゼル3では、国際流動性基準である「流動性カバレッジ比率 (LCR)」に基づき、30日間の信用収縮を乗り切れるだけの現金化が 容易な資産バッファーの確保が銀行に義務付けられる。

アレン・アンド・オベリー(ロンドン)で金融サービス専門の弁護 士、ボブ・ペン氏は「市場リスクと流動性の相互作用が一つの問題だ」 と指摘。監督当局は「流動性が高く、市場リスクもない資産が望ましい と言うかもしれない」が、「債券市場が閉ざされても、ロンドン証券取 引所(LSE)で保有株を売却できるのではないか」と話す。

EUの議長国であるアイルランドはLCRについて、国際銀行監督 当局が1月に合意した2019年の期限を1年前倒しし、EU域内では18年 1月1日までに段階的に導入する合意を推進している。

原題:EU Bank Watchdog to Rank Assets by Liquidity for Basel Rules (1)(抜粋)