ルネサス:革新機構などによる出資を承認-臨時株主総会で

経営不振の半導体企業ルネサスエレ クトロニクスは22日に臨時株主総会を開き、政府系ファンドの産業革新 機構とトヨタ自動車など8社から計1500億円の出資を受けることを承認 した。

赤尾泰社長は総会での質疑応答で、トヨタなどが出資者に加わる点 について、株主であるか否かで取引先との契約に差はつかないとの認識 を示した。ルネサスは自動車や家電を制御する半導体のマイコンで、世 界首位のシェアを持つ。

機構や8社を引受先とする増資の払い込みは23日から9月末の予 定。総会では、出資受け入れを可能にするために発行可能株式総数を増 やす定款変更も決議した。出資受け入れは昨年12月に発表していた。

ルネサス株価は出資承認が伝わって午後の取引で急騰、前日比15% 高まで買われた。日中上昇率としては昨年11月26日以来、3カ月ぶりの 大きさ。午後1時35分現在は同23円(9.0%)高の280円。同社株の91% は設立母体であるNEC、日立製作所、三菱電機が保有している。