麻生財務相:為替の安定が大事-足元水準の相場観は言えない

麻生太郎財務相は22日午前の閣議後 会見で、為替相場の動向について「為替が安定していることが大事だ。 毎日、5円も10円も下がったり、上がったりするのは経済や企業に迷惑 だ」との認識を示した。また、1ドル=93円前後で推移している足元の 水準に関しては「相場観は言えない」と述べるにとどめた。

政府が月内にも提示する日本銀行総裁人事の進ちょく状況について は安倍晋三首相が米国から帰国してから協議に入ると表明。「大きな組 織を動かした経験のない方は日銀総裁には不向きだ」と述べ、あらため て学識者に否定的な見解を示した。

さらに「日銀の金融政策について批判はあるが、少なくとも自国の 通貨の価値を維持してきたのは確かだ」と述べるとともに、次期総裁は 各国の中銀からも注目される立場にふさわしい、語学力のある人物が適 任と重ねて強調。その上で、「物価上昇率2%の実現を明記した政府・ 日銀の共同声明に沿って金融政策を運営していただきたい」と語った。

一方で、総裁・副総裁3人のいずれかに財務省出身者が就任すべき かとの質問に対しては「日銀と財務省は金融・経済政策の両輪。連絡が きちんと取れることが大事。日銀と財務省が対立しているような構図は 他国からもつけ込まれ、国益も害する。財務省である必要はないが、き ちんと連絡を取り合える方が望ましい」と述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE