米シリコンバレーの型破り投資家、サバイバル学校創設へ

ベンチャー企業投資家のティム・ド レーパー氏は、米シリコンバレーの基準から見ても異彩を放っている。

タンザニアで高級リゾートを共同所有しているほか、子供向けテレ ビ番組の制作に関わったり、講演で起業家にささげる賛歌を歌ったりす る。

ドレーパー氏が最近情熱を注いでいるのがドレーパー英雄大学だ。 ここでは18-26歳の学生たちが歴史ではなく未来について議論する。2 つのボールを使ったバレーボールのほか、傷口の縫合や武器を使う訓練 などのサバイバル技術を習得する。4月に開校予定で、学費は7500ドル (約70万円)。起業家精神を培う8週間の短期集中コースだ。

「他の学校は優秀な成績を取ることに重点を置いている。それはミ スを犯さないということだ。当校は大きな失敗を重ね、そして大きな成 功を収めるために創設された」とドレーパー氏は語る。

朝は著名人による講義で始まる予定だ。昨年実施された試験的な授 業では、衣料品のオンライン販売を手掛けるザッポス・ドット・コムの トニー・シェ最高経営責任者(CEO)や電気自動車(EV)メーカー のテスラ・モーターズの共同創業者でスペース・エクスプロレーショ ン・テクノロジーズ(スペースX)のCEO、イーロン・マスク氏が教 壇に立った。

カラオケの授業

都市でのサバイバル訓練や金融、セールス、口コミを活用するバイ ラル・マーケティング、アイデア創造の授業のほか、ヨガやゴーカー ト、ライフル射撃、カラオケの授業まで予定されている。

ドレーパー氏(54)は父親と祖父もベンチャーキャピタリスト。ド レーパー・フィッシャー・ジャーベットソンの創業者でマネジングディ レクターを務め、28年間にわたって新興企業を支援してきた。1985年以 降の調達資金の総額は70億ドルを超える。ホットメール、スカイプ、テ スラ、百度などに出資してきた。

同氏は個人資産2000万ドルをこの学校に投資。一部はキャンパス用 施設の取得に充てた。四半期ごとに最大180人の学生を受け入れる計画 で、海外短期留学制度と同様に同校での授業で学生が単位を取得できる よう他大学と取り組みを進めている。

原題:Draper’s Survival School to Train Entrepreneurs in Risk Taking(抜粋)

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