シェールオイルブームで空前の人手不足-米ノースダコタ州

米ノースダコタ州で病院を運営する マット・グリムショー氏と家族経営の銀行を率いるデール・パッテン氏 は同じ問題を抱え、同じ解決策にたどり着いた。人材を獲得するために 不動産事業に足を踏み入れたのだ。

原油生産ブームに沸く同州ウィリアムズ郡では失業率が1%未満と 全米で最低水準となっている。同郡にあるウィリストンの人口は過去10 年間に28%増加した。住宅は不足し、寝室が一つのアパートの家賃は1 カ月当たり約2300ドル(21万4000円)。ホテルのシングルルームで数週 間滞在する家族もいる。

マーシー医療センターの最高経営責任者(CEO)を務めるグリム ショー氏によると、同センターの500のポジションのうち50は常に求人 中だ。看護師を確保するため5000ドルの契約金を支払ったが応募者が十 分に集まらなかったため、病院の近くに68部屋のアパートを1200万ドル かけて建設するよう親会社を説得した。

「これまで経験したことがないほどの人手不足に直面している。米 国でほかに例のない状況だ」とグリムショー氏は語る。

原油ブームはしばらく続く見通しだ。ウィリストンは、ウィリスト ン盆地の一部、バッケン・シェール(頁岩層)油田の中心部に位置す る。同油田の生産によりノースダコタ州はテキサス州に次ぐ米2位の原 油産地となり、アラスカ州を上回っている。米エネルギー省によると、 産油量は過去4年間で3倍以上に増加し、昨年11月には日量73万1000バ レルに達した。

原題:Oil Boom Forces Employers to Be Landlords in North Dakota: Jobs(抜粋)

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