中国:1月の新築住宅価格、大半で上昇-引き締め一段と強化も

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中国の1月の新築住宅価格は、政府 が継続調査している70都市の大半で上昇した。新政権が3月に発足した 後に、政府が不動産投機の抑制策を強化するとの見方が再び広がった。

国家統計局が22日公表したデータによると、1月に前月比で値上が りしたのは53都市。昨年12月は54都市だった。1月に下落したのは10都 市、横ばいは7都市となった。

CLSAアジア・パシフィック・マーケッツの不動産アナリスト、 ニコール・ウォン氏はこの日、香港でブルームバーグテレビジョンに出 演し、住宅価格は「特に主要都市や一部の2級都市(中規模都市)で実 際に再び上昇しつつある」と指摘。「引き締めはもう少し強化されるだ ろう」とした上で、今回の引き締めは過熱している一部の都市を狙った かなり限られた措置になるとの見方を示した。

温家宝首相が主宰した国務院常務会議は20日の声明で、住宅価格上 昇の「過度に速い」都市がまだ価格抑制措置を講じていない場合、「速 やかに」対策を取るよう命じた。また、不動産税の試験導入地域を拡大 するほか、地方政府に価格抑制の年間目標を設定するよう指示した。

1月は深圳が前月比2.2%上昇。北京は1.6%、上海は1.1%それぞ れ値上がりした。前年同月比では70都市中53都市で上昇と、昨年12月 の40都市から増えた。

中国政府は過去3年ほどの間に、不動産購入時の頭金引き上げや住 宅ローン要件の厳格化、上海と重慶での不動産税導入などの対策を講じ てきた。

クレディ・アグリコルCIBのストラテジスト、ダリウス・コワル ツィク氏(香港在勤)は電子メールで、「今回のデータは、市場は過熱 しており、不動産規制の強化が必要なことを裏付ける内容だった。金融 引き締めが実施されるとの見方も強まった」と指摘。「センチメントと 成長見通しにとってはマイナス材料だ」との見方を示した。

原題:China Home Prices Rise in Most Cities Renewing Curb Concerns(抜粋)

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