プライベートバンクのレイル、外国人富裕層対象に英に事務所

スイスのジュネーブを拠点とするプ ライベートバンクで資産運用会社のレイル・グループが、ロンドンにオ フィスを開設した。英国に住む中東やロシア、中央アジアからの非定住 外国人の富裕層を対象に資産運用と投資顧問サービスを提供する。

レイルのフランソワ・レイル最高経営責任者(CEO)はジュネー ブの高級店街デュローヌにあるオフィスでのインタビューで「グローバ ルな起業家のもとに出向くという当社の戦略に非常に合致している」と 語る。同社は父親のドミニク・レイル氏が1973年に創業した。

レイルは英国での運用資産を5年以内に5倍の5億ポンド(約710 億円)に増やす計画。この事業は、スイスのピクテと米モルガン・スタ ンレーのロンドン事務所で勤務した経歴を持つラディスラス・ザフィユ トル氏が運営する予定。同氏は顧客にレイル独自のファンドや、顧客の ニーズに応じて個別に設計した金融商品への投資を推奨する方針。

英国に住む富裕層の非定住外国人は、年間3万ポンド、長期滞在者 の場合は5万ポンドを支払えば国外での収入への課税が免除される。こ のため、これらの富裕層の個人は1年のうち少なくとも一定期間、ロン ドンに滞在する。

レイル・グループは税務申告する米国人を対象としたチューリヒ部 門とルガーノオフィスを開設。世界の運用資産は昨年、60%以上増加 し73億スイス・フラン(約7300億円)となった。

原題:Swiss Bank Reyl Opens London Office Targeting Wealty Non-Doms(抜粋)