米住宅ローンの深刻な遅延、2008年以来の低水準-需要回復で

米国の住宅ローンで深刻な返済遅延 の割合が2008年以来の低水準に下がった。雇用情勢が改善したほか、住 宅需要回復を背景に、返済に苦しんでいる借り手が損失を出さずに物件 を売却することが可能になっている。

全米抵当貸付銀行協会(MBA)の21日のリポートによると、90日 以上の延滞あるいは差し押さえ手続きに入っている住宅ローンの割合は 7-9月(第3四半期)に6.78%と、前期の7.03%から低下した。前年 同期は7.73%だった。

返済が滞っていた借り手は米景気改善に伴い支払いの遅れを取り戻 したり、差し押さえ以外の手段を見いだしており、住宅回復のリスクが 後退している。1月の失業率は7.9%となり、5カ月連続で8%を下回 った。住宅市場のひっ迫で価格が上昇するとともに、返済資金の工面に 腐心していた住宅所有者は買い手を見つけやすくなっている。

MBAの調査・経済担当バイスプレジデント、マイケル・フラタン トニ氏は電話インタビューで、「間違いなく良い方向にある」と指摘。 ただ、「どのように考えてもまだ正常には戻っていない」と述べた。

原題:Seriously Delinquent U.S. Mortgages Fall to Lowest Since ’08 (2)(抜粋)