NY銅:下落、年初来安値-欧州指標や米刺激策めぐる懸念で

21日のニューヨーク銅先物相場は年 初来安値に下落した。欧州の景気低迷が深刻さを増していることが示さ れたほか、米連邦準備制度理事会(FRB)が景気刺激策のペースを鈍 化させるとの懸念が広がった。すずとニッケルも年初来安値を付けた。

英マークイット・エコノミクスが21日発表した2月のユーロ圏総合 景気指数(速報値)は47.3と、前月の48.6から低下。ブルームバーグ・ ニュースがまとめたエコノミスト22人の予想中央値は49.0だった。同指 数は50が活動拡大・縮小の分かれ目。FRBが20日公表した連邦公開市 場委員会(FOMC)の議事録によると、数人の参加者が毎月850億ド ルの資産購入のペースを変える準備をすべきだとの見解を示した。

T&Kフューチャーズ・アンド・オプションズ(フロリダ州)のマ イケル・スミス社長は電話インタビューで、「FOMC議事録では、政 策当局者があまり長期にわたって市場を押し上げるつもりがないという 考えが示されたことで動揺が広がった。欧州でも再び悪いニュースが出 た」と指摘。「これらはすべて金属相場にとって短期的に弱気材料だ」 と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のCOMEX部門の銅先物 5月限終値は前日比1.5%安の1ポンド=3.5695ドル。一時は3.5535ド ルと、昨年12月24日以来の安値を付けた。

原題:Copper, Nickel, Tin Slump to 2013 Lows on Europe, Fed Concerns(抜粋)

--取材協力:Agnieszka Troszkiewicz.