2月21日の欧州マーケットサマリー:株は2週間ぶり大幅安

欧州の為替・株式・債券・商品相 場は次の通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3191   1.3283
ドル/円             92.95    93.57
ユーロ/円          122.61   124.28


株              終値   前営業日比 変化率
ダウ欧州株600  284.86     -4.21    -1.5%
英FT100     6,291.54   -103.83   -1.6%
独DAX      7,583.57   -145.33   -1.9%
仏CAC40    3,624.80   -85.08    -2.3%


債券          直近利回り 前営業日比
独国債2年物      .17%        -.03
独国債10年物     1.57%       -.08
英国債10年物     2.10%       -.09


商品                  直近値   前営業日比 変化率
金   現物午後値決め  1,577.00    -11.50    -.73%
原油 北海ブレント        113.80     -1.80    -1.56%

◎欧州株:2週ぶり大幅安、ユーロ圏景気を懸念-米刺激策縮小の観測

21日の欧州株式相場は約2週間ぶりの大幅安。ユーロ圏のサービス 業と製造業の経済活動を示す指数の予想外の低下を嫌気した。米連邦準 備制度が量的緩和を縮小するとの懸念も高まった。

指標のストックス欧州600指数を構成する19の業種別指数はすべて 下げ、自動車株は2.5%安。英豪系鉱山会社BHPビリトンは続落し、 2日間の下げとしては過去9カ月余りで最大だった。フランスの電子機 器メーカー、サフランは昨年8月以来の大幅安。イタリアの航空・宇宙 機器メーカー、アビオの宇宙推進システム事業を取得する提案を行う可 能性を明らかにし、これが売り材料となった。

ストックス欧州600指数は前日比1.5%安の284.86で引けた。これは 4日以降で最もきつい下げ。米連邦準備制度理事会(FRB)が20日公 表した連邦公開市場委員会(FOMC、1月29-30日開催)の議事録に よれば、資産購入のペース変更、停止あるいは継続について参加者の見 解が割れた。

UBS(チューリヒ)のアセットアロケーション共同責任者、マー ク・アンダーセン氏は電話インタビューで、「FOMC議事録を受けて 投資家がやや現実的になり、相場の調整局面が始まった可能性がある」 と指摘。「成長が力強くなるのに、中央銀行のバランスシートが拡大し 続けるということはあり得ない。中銀当局者はより長期的な影響につい て考え始めている」と続けた。

この日の西欧市場ではアイスランドを除く17カ国で主要株価指数が 下落。フランスのCAC40指数は2.3%、英FTSE100指数は1.6%そ れぞれ下げ、ドイツのDAX指数は1.9%安となった。

原題:European Stocks Sink Most in Two Weeks on Fed Minutes, Economy(抜粋)

◎欧州債:ドイツなど中核国債が上昇、景気懸念で逃避-英国債高い

21日の欧州債市場では、ドイツなどユーロ圏中核国の国債が上昇 した。域内のサービス業と製造業を合わせた2月の経済活動がアナリス ト予想以上に縮小したことが手掛かり。

ドイツ10年債利回りは昨年11月以来の大幅な低下。この日発表され たユーロ圏総合景気指数は、同地域が今年に入ってもリセッション(景 気後退)下にある兆候を示した。これが安全資産を求める動きにつなが り、オランダとオーストリア、フランスの国債も買われた。イタリア2 年債は5営業日続落。24-25日の総選挙後、どの政党も単独で過半数議 席を獲得できないとの観測が広がった。

INGグループのシニア金利ストラテジスト、アレッサンドロ・ジ アンサンティ氏(アムステルダム在勤)は「中核国の国債需要は大き く、これはマクロ経済データに支えられている」とし、「ユーロ圏の景 気指数は予想以上に悪かった。成長が脅かされていることを示唆し、こ れがドイツ債の相場上昇につながった」と語った。

ロンドン時間午後4時38分現在、ドイツ10年債利回りは前日比8ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.58%。これは昨年11 月28日以降で最大の下げ。同国債(表面利率1.5%、2023年2月償還) 価格はこの日、0.685上げ99.28となった。

オランダ10年債利回りは6bp下げ1.83%。同年限のフランス国債 利回りは5bp低下の2.23%、オーストリア債の利回りは6bp下げ て1.92%。

英マークイット・エコノミクスが21日発表した2月のユーロ圏総合 景気指数(速報値)は47.3と、前月の48.6から低下。ブルームバーグ・ ニュースがまとめたエコノミスト22人の予想中央値は49.0だった。同指 数は50が活動拡大・縮小の分かれ目。

イタリア2年債利回りは一時、2週間ぶりの大幅上昇となった。

英国債相場は上昇し、10年債利回りは年初来最大の下げ。景気が低 迷する中、イングランド銀行(英中央銀行)が資産買い取りプログラム を拡大するとの観測が広がった。

ロンドン時間午後4時14分現在、英10年債利回りは9bp下 げ2.11%。一時は10bp低下し、昨年11月28日以降で最大の下げとなっ た。同国債(表面利率1.75%、2022年9月償還)の価格は0.72上 げ96.925.

原題:German, Dutch Bonds Advance as Euro-Area Economy Gauge Shrinks(抜粋) Gilts Climb on Speculation BOE Will Boost Buying; Pound Rises (抜粋)