米セントルイス連銀総裁:来年6月までに政策金利引き上げも

米セントルイス連銀のブラード総裁 は来年半ばまでに失業率が6.5%に低下する可能性があるとして、金融 当局が政策金利を現在のゼロ付近から引き上げる公算があるとの見方を 示した。

ブラード総裁は21日、ニューヨークでの講演で、「セントルイス連 銀の現在の予測では、失業率は2014年6月に6.5%という節目を割り込 むと示唆されている」と述べた。1月の連邦公開市場委員会 (FOMC)は、失業率が6.5%を上回り、向こう1-2年のインフレ 率が2.5%以下にとどまると予想される限り、政策金利を低水準にとど めるとの方針を維持した。

ブラード総裁はこの日、連邦準備制度による月850億ドル(約7 兆9200億円)の債券購入ペースを経済見通しの変化に合わせて調整する とした案をあらためて示した。バーナンキ連邦準備制度理事会 (FRB)議長は労働市場が「大幅に」改善しない限り債券購入を続け ると表明している。連邦準備制度は債券購入の終了時期を定めていな い。

ブラード総裁は「終了時期が決まっていない以上、FOMCは米マ クロ経済指標に合わせて購入ペースを変えなければならないだろう」と 発言した。

同総裁は質疑応答で、米経済成長を昨年押し下げた欧州債務危機の 影響の緩和などにより、米経済見通しは好転していると述べた。ただ潜 在成長率は2008年の金融危機前の水準を下回っているようだと指摘し た。

ブラード総裁はその上で、雇用市場の大幅な改善という目安に徐々 に近づくと分析。「これが示すのは、労働市場の改善に伴い資産購入ペ ースをやや落とすことは可能になるものの、完全にやめることはできな いということだ」と説明した。

原題:Bullard Says Fed May Raise Its Benchmark Rate by June 2014 (2)(抜粋)

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