FOMC、漸進的な資産購入縮小に傾く-議事録で市場関係者
Joshua Zumbrun、Aki Ito米金融当局は、資産購入ペースを鈍 化させることを検討する可能性がある。米連邦準備制度理事会 (FRB)が20日公表した連邦公開市場委員会(FOMC、1月29-30 日開催)議事録が示した。
議事録によれば、数人の参加者は「景気見通しの変化もしくは資産 購入の効果とコストに対する評価の変化に応じて、委員会は資産購入の ペースを変える準備をすべきだと強調」した。
バンク・オブ・アメリカ(BOA)の米国担当シニアアナリスト、 マイケル・ハンソン氏は、資産購入の漸進的な縮小は政策当局の柔軟な 対応を可能にするためFOMCで支持を得る公算が大きいと指摘。議事 録は購入が「将来のある時点で減額される可能性が高い」ことを示した と述べた。同氏は連邦準備制度のエコノミストとして勤務した経験があ る。
議事録は量的緩和策の終了時期をめぐる議論は示さなかった。ハ イ・フリークエンシー・エコノミクスの米国担当チーフエコノミスト、 ジム・オサリバン氏は、「資産購入をいつ一挙に打ち切るかというより も、いつ規模を縮小するかという方向に議論が移りつつある」との見方 を示した。
原題:Fed Signals Possible Slowing of QE Amid Debate Over Policy Risks(抜粋)
--取材協力:Craig Torres、Jeff Kearns、Steve Matthews.
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