最悪期越えたスペイン、入札で落札利回り低下-目標以上発行

スペイン政府が21日に実施した国債 入札では、2年債と10年債の落札利回りが前回の入札時に比べ低下した ほか、発行額も全体で目標上限を上回った。ラホイ首相は前日に、同国 が「最悪期を乗り越えた」との認識を示していた。

この日の入札で発行額は42億ユーロ(約5200億円)。目標上限は40 億ユーロだった。2年債の平均落札利回りは2.54%と、今月7日の入札 時の2.823%を下回った。10年債は5.202%(昨年12月 は5.290%)。2019年償還債も利回り4.275%で発行した。応札倍率は2 年債が3.69倍(7日は2.21倍)、10年債は1.6倍(昨年12月は2.29 倍)、19年償還債は2.54倍。

欧州連合(EU)の欧州委員会は22日に、スペイン経済についての 最新予測を明らかにする。ラホイ首相によれば、2012年の財政赤字は銀 行救済のコストを除き、国内総生産(GDP)の7%未満だった。政府 は赤字削減目標の緩和をEUに働き掛けてきた。

JPモルガン・チェース・バンク(ロンドン)のストラテジスト、 アディティア・コルディア氏は調査リポートで「発行額が公表されてい た上限を上回ったのが良かった」と指摘した。

入札後のマドリード時間午前11時15分の流通市場で、10年債利回り は5.17%に低下。

原題:Spain Borrowing Costs Fall as Rajoy Sees Worst of Crisis End (2)(抜粋)

--取材協力:Ben Sills.

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