今日の国内市況(2月21日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株反落、市況安の資源中心売り-米量的緩和の懸念、中国株安も

東京株式相場は反落。前日の海外貴金属、原油先物相場が大きく下 げたことが嫌気され、鉱業や非鉄金属、商社など資源関連株が売られ た。米国の金融量的緩和が早期に縮小するとの懸念もあり、金融、鉄鋼 など素材関連株も下落。不動産規制の強化懸念で中国株が急落した午後 に、日本株の下げ基調も強まった。

TOPIXの終値は前日比10.84ポイント(1.1%)安の962.86、日 経平均株価は159円15銭(1.4%)安の1万1309円13銭。

パインブリッジ・インベストメンツの前野達志執行役員は、日本銀 行の総裁人事や日米首脳会談を前にした「一休みの期間に入っている」 と指摘。4月にかけて一段高になるとの見方は変わっておらず、相場は 過熱局面から「巡航速度での上昇局面に落ち着いているだけで、大きな 調整があるとは見ていない」としていた。

●債券反発、国内株安・円高で買いが優勢-20年債入札は応札倍率低下

債券相場は反発。株式相場の下落や外国為替市場での円高基調が買 い手掛かりとなった。一方、きょう実施の20年債入札は応札倍率が半年 ぶり低水準となるなど弱めだった。

東京先物市場で中心限月の3月物は、前日比1銭安の144円34銭で 取引開始し、いったんは144円32銭まで下落した。しかし、その後は上 昇に転じて、午後に入ると上げ幅を拡大し、一時は144円48銭まで上昇 した。結局は8銭高の144円43銭で取引を終えた。

岡三アセットマネジメントの山田聡債券運用部長は、米連邦公開市 場委員会(FOMC)議事録では資産購入ペース変更などの意見が出て いたが、市場の反応は米株が下落する一方、米債の反応は限定的とな り、為替はドル高・円安が進まなかったと指摘。日本は金融緩和の方向 にあるとして、金利が上昇しにくい地合いが続くとの見方を示した。

●円とドル上昇、アジア株下落でリスク回避圧力-ドル・円は93円前半

東京外国為替市場では円とドルが上昇。中国株などアジア株の下落 を背景にリスク回避の動きが強まり、相対的に安全とされる円やドルが 選好された。

ブルームバーグ・データによると、午後3時40分現在、円は主要通 貨16通貨全てに対して前日終値比で上昇。ドルも円以外の通貨に対して 上昇し、対ユーロでは6週間ぶり高値を付けた。

IG証券のマーケットアナリスト、石川順一氏は、「日経平均が下 がっており、株安によりリスク回避による円の買い戻しが強まってい る。また、商品相場が軟調なので、対豪ドルでもそうした傾向が強まっ ている」と説明。全般的に「リスク回避ムードだ」と指摘した。