米成長率、上期は低迷も-ブラックロックのケステリッヒ氏

米国では増税によって個人消費が落 ち込み、2013年1-6月(上期)の成長率は失望的なものとなる可能性 があると、世界最大の資産運用会社、米ブラックロックが予想した。

ブラックロックのチーフ投資ストラテジスト、ラス・ケステリッヒ 氏は、自動的な歳出削減の期限が迫るにつれてボラティリティ(変動 性)が拡大する公算が大きいとして、指標を上回る米国株を保有してい る投資家はエクスポージャーを減らすべきだと指摘した。

ケステリッヒ氏はシドニーでの記者説明会で、短期的に予想される 多くのリスクは、自動的な歳出削減と財政協議をめぐる問題だけでな く、米国の成長に関するものになるだろうと指摘。「米国資産への配分 を若干下げ、さらに米消費に左右される市場に慎重になることを再度提 案したい」と述べた。

ブラックロックはカナダやオーストラリア、スイス、シンガポー ル、香港などより規模が小さい先進国の株式保有を選好している。こう した国は金融危機から脱却しており、債務水準が低く労働市場は比較的 力強く、長期見通しは米国や欧州の一部、日本より明るいという。

原題:BlackRock’s Koesterich Sees U.S. Growth Disappoint on Spending(抜粋)