NZドルは買いの好機、市場は総裁発言を誤解-シティと野村

ニュージーランド(NZ)準備銀行 (中央銀行)のウィーラー総裁の20日の講演は自国通貨安を狙った介入 を示唆するものだと為替市場で誤って解釈され、NZドル買いの好機を もたらした。シティグループと野村ホールディングスがこう指摘した。

シティのストラテジスト、テッド・エルマー氏(シンガポール在 勤)はリポートで、ウィーラー総裁はNZドル高の流れを反転させるた め為替介入を含む政策上の選択肢を示したが、同総裁の話の主要ポイン トは、どれも現時点で魅力あるものではないとしたことだと分析。市場 が総裁発言を読み誤りNZドルが対米ドルで下げたことで、NZドル買 いの絶好の機会が生まれたと指摘した。

シティの主要10カ国(G10)通貨戦略責任者、スティーブン・イン グランダー氏(ニューヨーク在勤)は電話インタビューで、「市場は明 らかに介入という言葉に飛び付いたが、講演の他の部分は、NZドル高 を抑えるために打てる手は限られていると極めてよく認識していること を示す内容だった」と述べた。

NZドルは20日、対米ドルで1.3%安と昨年12月21日以来の大幅安 となった。

野村のストラテジスト、ジェフリー・ケンドリック氏(ロンドン在 勤)はリポートで、ウィーラー総裁の発言により、NZドル相場の対米 ドル上昇を見込んだ取引をより始めやすい水準になったと指摘。「最初 のシグナル効果を除くと市場介入が成功する公算は小さいとの総裁の見 解にわれわれも同意する」と記した。

原題:Kiwi a Buy as Intervention Talk Was Misread, Citi and Nomura Say(抜粋)

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